スマホの使いすぎが脳を壊す。ビジネスマンこそ適度な距離をとれ
まずは電車・ベッド・トイレのスマホ使用をやめてみよう
■報告されている「脳過労」の症状は?
「クローズアップ現代+」の番組中でも、自覚なく怒鳴ってしまう方の例が紹介されていましたが、「怒りっぽくなる」というのが特徴的な症状です。生活していて、カチンとくる場面は誰しもあると思いますが、“脳過労”になると、その感情のコントロールが効かなくなります。
また、「後先考えないで行動してしまう」ことも特徴的。自分の中でスケジュールを整理できずに、ただ目の前にあらわれたものにポンと飛びついてしまう。依存し、それをずっとやり続けてしまうという傾向も。
そうした点で、あまり外にエネルギーを発散することのないうつ病の症状とは少し違っています。近いのは睡眠不足の症状で、脳内で影響を受ける場所も似ています。睡眠不足でスマホ依存、というのは脳に対してダブルパンチ。最悪のパターンですし、互いに悪循環をつくりやすいとも言われています。